行ってきました！亮治君頑張ってましたよ。
原作はオムニバスになっていますが、舞台の方は｢入隊｣から｢三年目｣まで時間を追って一つの繋がった話になっています。なので原作とは順番が違ったり、違う人のエピソードになっているところもありますが違和感はなく、良い話に仕上がっています。テンポが良く、休憩無の２時間２０分もアッという間でした。

亮治君の｢今野｣は設定は同じですがごつい感じはなく、
お調子者というか要領の良いというか・・・
渡辺と佐々木が似たようなトーンなので今野のテンションの高さはとても重要な役割です。

自衛隊に勧誘されたいきさつのところは原作とは違って｢屋台でたこ焼きの粉練ってたら・・・｣と言ってました（笑）
そればかりではなく、今野はコタロー風味と言うよりは
三上了風味の森本亮治という感じでした。地の亮治君に似ています。関西弁だし・・・

とっても気になっていたチャコ（水川あさみさん）との絡みは全くなく、一人芝居でした。訓練中に幻でチャコが出て来て、｢チャコ〜｣と叫び的場さんに抱きつくところがありました（笑）休暇で会いに行く場面は服装も赤いアロハ風シャツで了そのものでした。

前後しますが最初のところで長台詞あり、着替えのところで肉体美を披露、縄のぼりや腕立て臥せをしながら台詞を完璧に言っているのには感激！

カーテンコールの亮治君は本当に良い顔してましたよ。

絶叫気味で話すところは少し声が枯れているようで心配です。喉に悪い芝居です。

今日、もう一度原作を読み直してみましたら『小村二等兵の憂鬱』の章で｢見るからにひ弱な同期生｣のエピソードに｢タコ焼きの粉といていら、地連に肩叩かれて｣というのがあったのですね。了の事思い出して、てっきり亮治君のアイディアかと思ってました（笑）
同じ人のエピソードで、読み書きが出来ず毎晩、部屋長（か誰かは忘れましたが）に字を教わっているというのも今野の設定になっています。それがチャコに手紙を書く為なのでフラれて一層切ないという流れです。

最後のカーテンコールでみんなが並んだ時は、的場さんが「敬礼！」と言って、みんなが敬礼する中、ひとりだけ「礼」をして、笑っちゃってました（笑）そして、遅れて「敬礼」とても背筋がピンとして、かっこよかったです！
なんだか、感想ばかりでごめんなさい。お邪魔しました！

２回目からもうアドリブさつ裂ですか！
初日は多分台本通りだったのだと思います。
的場さんも友部さん（石川）もそんな事してませんでした。初日はとにかく皆さんの緊張が手に取るようにわかり、窪塚君は顔がひきつってました。他の方もカミカミで特に高橋君とパクさんは大事な場面でかんでしまって可哀相でした。そんな中、亮治君はかみもせず余裕で演じていたようで（一人芝居の場面は少し走りすぎていましたが）度胸のある子だなと思いました。

そんなに｢ぶっ殺す！｣のサービスありですか？それは楽しみです。他の人にはこの台詞任せておけないと思ったのでしょうね（笑）

ホントに亮治君の姿勢良いですよね。肩の線が好きです。真っ直ぐで・・・背筋もとても綺麗、他の方とはどこか違いますよね。
それと渡辺の夢の中で連射されて死ぬところのリアクションがとても美しかったと思いませんか？殴られて吹っ飛びながら倒れるところもとても綺麗な軌跡でアクション本当に合っているかも・・・